先生の家は、全室南向きの大きな窓が印象的な、十数階建てのマンションになります。 
まず、エレベーターで上がってから、長いマンションの通路を歩いていきましょう。 
エレベーターからずずずいーっと歩いていくと、丁度一番奥の角部屋が彼の部屋になってます。 
贅沢な、このボンボンめ!!ヽ(`Д´)ノ 
まぁ、浩介じーちゃんが金持ちだからとしておきましょう。 
こんな角部屋のいい部屋を昼寝部屋にしちゃうあたり、豪気です。 
アルコープである、広めのポーチ。 
ここの両開き門扉を開けて、さっそく中に行ってみましょう。 
玄関のすぐ脇にメールボックスがあります。 
いつも、センセはそこで色々取ってから鍵を開けて中へ入るんですねぇ。 
鍵を開けて中に入ると、少し広めの玄関になります。 
それでは、主が居ないのをいい事に 侵入 進入しましょう。 
 
割と広めの、玄関から続く廊下というよりはなんていうか・・・。 
まぁいいや。 
玄関上がってすぐ右横には、空き部屋その1の洋室があります。 
ここは、家の南西にある洋室とウォークインクローゼットで繋がる形だったりします。 
とはいえ、実はこの二つの部屋もクローゼットも使われてません。 
なんていうブルジョア根性!! 
使わないなら、貸してくれ!!! 
そんな気持ちを抑えつつ、一度廊下へ戻ってから奥へと進む事にしましょう。 
 
この家の廊下は、逆L字型。 
玄関から真っ直ぐ歩いてきたら、突き当りを左に曲がる格好になります。 
そんな、廊下の突き当たり。 
ここには、祐恭が汚く使っている小部屋こと、書斎があります。 
中は、部屋に備え付けられている大き目の机と椅子、あとは床やらそのテーブルやらに散乱している書類や本、そしてノートパソコンなんかがあったり。 
とにかく、汚い。 
きっと、孝之の部屋といい勝負でしょう。 
祐恭の家で他が片付いているのは、目の錯覚なんです。 
単に、他の部屋は広さと物の量との比率で、物が少ないだけ。 
彼は元々片づけが上手いわけでも何でもないので、単に物を置いてないだけなんですね。 
だからこそ、一番使うし狭いしそして物が多いこの部屋が、汚れるんだと思います。 
彼はどこに何があるのか分かってるんでしょうか。 
机の上は、今にも雪崩が起きんばかりの状況。 
絶対、いつか崩す。間違いない。 
そんな危うい部屋から一度廊下へ戻り、今度は奥まで進みましょう。 
 
突き当たりの引き戸を開くと、そこからはLDKになります。 
廊下正面には、対面式のキッチン。 
このキッチンは、非常に優れもの。 
羽織がここに来てびっくりしたのが、何と言っても『生ごみをそのまま処理できるシンク』ですね。 
こんなシンク、うちにも欲しい・・・。 
最近のマンションは、本当に羨ましいわっ! 
そんなキッチン。 
ダイニング側に身体を向けると、背中側には食器棚や冷蔵庫、そして炊飯器とかレンジとか諸々が置いてあります。 
使い勝手がいいように置かれているのは、やっぱり羽織がキッチンをいじってるからでしょう。 
では、キッチンからリビングダイニングへ。 
ここは特に間仕切りが無い一部屋になっているので、開放的でいいですねぇ。 
そんな、リビング。 
相変わらず、壁際にソファが置いてあって、その横。 
つまり、ベランダの窓側にチェストが置かれています。 
そのチェストは、半分半分で羽織と祐恭が使ってます。 
そう出来たのも、要は祐恭の荷物が少ないからこそ。 
彼は服とかもあんまり持ってないんじゃないでしょうかね。 
っていうか、頓着なさそう。 
逆に、孝之は何気に色々こだわってそうなんですけどね。 
ではでは、彼らがいつも愛用しているソファにちゃっかり座ってみましょう。 
・・・ 
・・・・・・ 
・・・・・・こ・・・これはっ!!! 
すげー、いいソファー!! 
・・・とまではいきませんが、なかなか座り心地はFeel so Nice!! 
今まで座った中で一番良かったのは、浩介じーちゃんの社長室にある革張りのソファでしょう。 
あれは身体に馴染むと祐恭も言っていたので、さぞや高級品!? 
イタリア製の白い皮ソファと見た。 
そんでもって、それで昼寝してるんだ。じーちゃんは(笑 
・・・と、脱線を戻しまして。 
そんなソファに座ると、視線は自然と対面の壁へ。 
このソファが部屋の左壁にくっついて置かれている状態なので、対面の壁というのは部屋の右の壁になります。 
その、壁。 
そこには、パソコンラックとテレビ、そしてサイドボードみたいな感じに色々置いてあります。 
テレビのところにあるサイドボードには、沢山のテープやらDVD。 
あとは、結構な数のディスクがあったりします。 
その壁の、上辺り。 
そこには、少し大きめのコルクボードが掛かっています。 
で、貼り付けてあるものはというと…。 
メモ用紙や書類、そしてそしてぇー!!!割と彼にしたら多いであろう、写真があります。 
勿論、写真は羽織の物。 
ぽちぽち撮っているであろう物や、懐かしい模擬結婚式の物まで。 
相変わらず、皆には見せないような顔してます。やらすぃ 
 
それでは、この部屋の右隣にある洋室へと参りましょう。 
リビングは、奥の畳4畳分ほどのスペースが、右隣にある洋室と間仕切りで仕切れるような格好になっています。 
普段は、大抵この間仕切りは閉まりっぱなし。 
なぜなら、リビングから寝室になっている部屋が丸見えですからね。 
それでは、その寝室へと行ってみましょう。 
 
寝室には、やっぱり物が置いてありません。 
で、部屋の真ん中には割と大き目のベッドがあります。 
セミダブルって所かしら。 
そんな部屋の、右奥はクローゼットになっています。 
中を開けてみると、掛かっているのはスーツやらネクタイやら。 
そして、普通に彼の私服もあります。 
が。 
やっぱり、数は少ないですね。衣装持ちじゃないようです。 
では、寝室を後にしまして、一度キッチンへと戻りましょう。 
キッチンに立ち、背中をリビングへと向けます。 
で、正面にある引き戸を開けると……少し先まで廊下が伸びています。 
その廊下に入ってすぐ右には、トイレ。 
トイレを過ぎて少し進むと、右側に洗面所への引き戸があります。 
ドアを開けて、中へ。 
すると、真正面に大き目の鏡が付いた洗面台が。 
これが噂の、入ってすぐ照れた顔が見える鏡ですね。 
そんな洗面台に身体を向けたまま、今度は左へ。 
すると、浴室への片開きドアがあります。 
浴室は、結構広め。 
バスタブも、なかなか広くて深いです。
これは二人でも入れる広さだわ。 
きっと、祐恭はこの広さをタテに羽織に有無を言わさないで居るんでしょう。 
では、浴室から一度廊下へ。 
洗面所から出てすぐ正面には、両開き引き戸の黒いドアがあります。 
ここをあけて中に入ると……。 
おおー。床の間付きの6畳間じゃないですか! 
こんな部屋まであるとは…。 
さすがは、浩介さんが手に入れたマンションですね。 
っつーか、こんな所に一人で住むな!! 
きっと、いつか罰が当たる事でしょう。 
 
『立体図』 
  
ちなみに、この図だと一番下の部屋がリビングになってます。 
バックが青空なのは、お気になさらず。 
別に、空中庭園でも何でもないので(笑 
 
以上で、センセの家の説明は終わりです。 
何かありましたら、またなんなりとお申し付けくださいませ〜。 
以上、久慈が案内させていただきました。
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