「恒耶先輩、出来ましたよ」

出来立てのお雑煮を恒耶先輩の元に運ぶ。


一応味見したけど……気に入ってくれるかな?
お雑煮って家庭によって味が違うって聞いた事あるから心配。
具材も違うって聞くし……大丈夫かな?


「ありがと、深璃」
笑顔で受け取ってくれた恒耶先輩の横に私も座る。



「いただきます」
「どうぞ召し上がれ」

……って、言葉は出てくるけど胸はドキドキしっぱなし。
毎回の事だけど……恒耶先輩に料理を作る時って緊張する。



美味しい物を食べてほしいって気持ちは大きくなる一方だけど。
でも、それと比例するように料理の腕が上がってるのかは不明だから。





「いつ食べても、深璃の料理は美味しいね」
「本当……ですか?」

ドキドキしていた心に届いた言葉がじんわりと心に染みる。

「うん。すっごく美味しい。味が俺好み」
恒耶先輩の言葉にホッとする。

良かった……そう言ってくれるだけですごく嬉しい。




「今年も……いっぱい俺に料理作ってね」
「はい。頑張って作ります」



新年早々、こんなに嬉しい気持ちになっていいのかな?
凄く心配になっちゃうぐらいに嬉しい。




今年も恒耶先輩に喜んでもらえるような料理を作っていきたいな。


これが……私の新年の抱負かもしれない。













沙羅さんから頂いた、2006年お年賀の2つ目のお話です。
かーーーわいいいーーー!!!!
ぎゃーす!!!
ご本人へも叫ばせていただきましたが、
んもう可愛すぎ(*´▽`*)
本当に、萌え。
何に萌えって、可愛い深璃ちゃんと優しい恒耶くんに。
・・・くふふ。
二人のほのぼのした雰囲気が伝わってきて、思わず笑みが浮かびました。
本当にありがとうございますv


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