朝起きると、皿には見紛う事なき『ほねっこ』が盛られていた。…え?これは、何?ひょっとして、俺に食えとでも?まるで無言の圧力とも思しき皿一杯のそれに、思わず喉が鳴って――…ダッシュで瀬那先生のいるリビングへと向かっていた。「ん?どうしたね、祐恭君」「すみませんでした!!」がばぁっと頭を下げ、その場で土下座を見せる。だが、それに対する彼の反応は、まるで『想定内』とでも言わんばかりで。…ああ。俺、彼に嫌われるような事したかな…。思わず景色が霞んで見えた。

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