Drive through real time
2019.08.03
「あ、次の信号右ね」
「はい」
一般的なセダンとは大きく違う点が、挙げればいくつもある。
2つあるルームミラーもそうなら、助手席にペダルがあるのもそう。
だがそれ以上に特別なのは、こうしてひとまわりも年下の子と、ふたりきりでドライブと称しながら密室で過ごせるってのが大きいだろうな。
ありえない日常を、公然とできるわけで。
いろんな子がいるが、少なくとも信号待ちしてる男連中やら、同僚やらが『いいよなぁお前は』って目線を向けてくる子に“引いて"もらえてるのはデカイだろう。
うちの自動車学校も、例に漏れず指名制度。
まぁもっとも、評価も下せるって意味では一石二鳥なんだろうな。
「路上教習、何回目だっけ?」
「まだ3回目ですね」
「そんなだっけ。なんか、もっと何回も出てる気が……って、あー、所内から乗ってるからかも」
「いつもお世話になってます」
「いや、それはこっちのセリフ。毎回指名してくれるなんて、冥利につきるぜ」
信号待ちでギアを落としたのを見ながら、うまくなったもんだなと内心嬉しさもある。
正直、今どきの若くてかわいいと思える彼女がマニュアル車で希望出してるって知って、本気かと半信半疑だった。
が、俺なんかよりよっぽどクラッチワークも丁寧なら、ギアもそう。
ああ、こうやって乗ってやったら車も喜ぶだろうな、なんて感じることは多々。
教習を重ねるごとに上手になっていく様は、見ていて楽しいし誇らしくも思う。
俺の指導の賜物、か。
いつだったか、彼女に言われたセリフ。
『教官がいいと、できない生徒も伸びるんですね』
冗談交じりだとわかってはいたが、それでも、かわいく笑いながら言われたセリフで一瞬言葉に詰まった。
いやいや、落ち着けよ俺。
どう考えたって社交辞令なら、こんな時間もあとちょっと。
卒業検定が終わってしまえば、公然としたこんな特別は回ってこない。
楽しいって思ったのも久しぶりなら、終わらせたくねぇなと思ったのは……不謹慎ながら初めてか。
タイプだからってだけじゃなく、彼女自身の反応も、飲み込みのよさも、そして短いながらも話しているうえで合致したいくつもの価値観も、惜しいと思った。
「瑞穂ちゃんてさ」
「っ……は、い」
「あー、ごめん。葉山さんのほうがいい? セクハラだもんな」
「そんな! あ、えと、そういうわけじゃなくて……全然、嬉しいです」
ドアへ頬杖をつきながら、ルームミラーを直すふりして彼女の表情をうかがうと、前を向いたままながらも、まんざらでもなさげに見えた。
間違いなく、自分の気持ちが大きく影響した結果だろうが、気持ちが緩む。
毎回、この50分間が終わってほしくないなと、彼女も感じてくれていればどれだけいいか、と薄い期待をしながら。
「…………」
彼氏は?
どこに住んでる?
休みの日は何してんの?
大学生なのは聞いたし、バイト先も自分の昔話にかこつけて聞き出してはいるが、聞けないことは多い。
セクハラまがいのことをしてきた自覚はあるが、それでも、にこにこと相槌をうってくれていながら次からぷっつり指名が途絶えた日には、心がへし折れるじゃ済まない怖さもあった。
年取ったんだろうな、間違いなく。
別にいいし、と思えなくなったのか……はたまた、この子ならって思ったのか、どっちかと言われたら俺はなんて答えるのか。
「鷹塚先生?」
「え?」
「えっと……しばらく道なりでいいですか?」
何を言おうとしてたのか、自分でも気づかないうちに景色が過ぎていた。
いつもなら、もっと手前の交差点で右折し、ぐるりと線路を超えるルートで教習所へ戻る。
線路、緩い登り坂、きつめのカーブに、幅の狭い路地。
いつもは、そこ。
だが、考え事をしていたのが功を奏してか——はたまた、無意識のうちにそうなればいいと考えていたのか、さてどっちだ。
この場所は、プライベート色のほうがずっと濃い。
「次の信号、右折ね」
「はい」
押しボタン式で変わる信号のある、横断歩道手前でウィンカーを出し、中央線へ寄る。
シフトダウンも、ブレーキングも、問題なし。
左手はシフトレバーに置かれているし、ギアチェンジも問題ないだろう。
「あそこ、右手にコンビニの看板見える?」
「はい」
いわゆる大手のコンビニ。
日用雑貨はもちろん、日ごろの俺の食生活やら何やらを細々と世話してくれる大事な店。
——であることを、彼女は知らない。
そして、よもやそんな超個人情報をさらけ出すとは、5分前の俺も考えてなかった。
「この2階が、俺んち」
「えっ」
「いつでも遊びに来ていいよ」
どう言えば、いつもみたいな冗談めいて聞こえただろう。
嘘だよ、冗談。
さすがに付け足すことはできず、一瞬の気まずさが車内に満ちる。
あー、言うんじゃなかった。
これで、次からは指名がぱたりと途絶える可能性大。
それでも、仕事柄いろんな出会いがあったにもかかわらず、今までは一線を引けてた自分が犯した、デカい判断ミスってことで片付けられればいいか。
残念だよ、お前。
若い子困らして、何したいんだか。
「あー、ぐるっと川沿いドライブして帰ろうぜ。3分前には戻れるだろ」
腕時計に視線を向け、教習日誌を開く。
そのとき、ギアに置かれた左手がハザードランプを押すのが見えたものの、一瞬何が起きたのかわからなかった。
「瑞穂ちゃん?」
「遠回りしたら、だめですか?」
「遠回り?」
カチカチとハザードの規則的な音が耳に届いているはずなのに、彼女の表情に視線が奪われたせいか、音が遠く消える。
大通りからは1本入った道だけあって、対向車も後続もない平坦な道。
ハンドルとギアに置かれていた両手を軽く組んだ彼女は、俺に向き直るとまっすぐに見つめた。
「この先の道を曲がって、少し行った場所……私の家なんです」
事実かどうかはわからないものの、つい今しがたの自分と同じことを言われ、ガラにもなくどきりとした。
それは、彼女のこの真剣な眼差しゆえだろう。
「……あー、それはちょっとまずいかな」
カチリとボールペンのノックを押し込み、くるりと回す。
反応を伺うように彼女を見つめたまま口にすると、残念そうというよりも、傷ついたような表情が見え、罪悪感を覚えた。
「え?」
「代わりと言っちゃなんだけど、今度詳細聞けるように、ID教えてもらえる?」
差し出すのはボールペンと左の手のひら。
交互に見やった彼女は、今の今と違って目を丸くした。
「プライベートで迎えに行ってもいい?」
「っ……」
残念ながら、教習時はスマフォ持ち込み厳禁。
あいにくメモ用紙なんてものも置いてはないから、できることといえばこの程度か。
「書いちゃって、いいんですか?」
「忘れないようにするには、これが一番だろ?」
「……ふふ。小学生のころ、やってました」
「瑞穂ちゃんも? いや、意外。俺なんてしょっちゅうだったけど」
彼女の左手が、俺の左手を支えるように触れ、柔らかさと温かさに少しだけ身体が反応する。
ペンを走らされる感触はくすぐったいが、素直に従ってくれている彼女を見ているのは、なんともいえない気分だ。
「鷹塚先生、私にも……書いてもらえませんか?」
「いいの? なかなか落ちないかもよ?」
「そのほうが嬉しいです」
「っ……」
ペンを渡されると同時に手のひらを差し出されたとき。
真正面からにっこり微笑まれ、こくりと喉が鳴った。
そんなかわいく笑うなよ。
この距離でソレはアウトじゃねーの。
「……はー。カメラついてなきゃいいのに」
「え? あっ……ほんとですね」
「ま、さすがに音まで拾われることは稀だけどね。記録だけは保存されてくから、ヘタなことできないんだよな」
車載カメラが当たり前につくようになったのは、いいのか悪いのか。
普段はまったく気にも留めなかったが、今日ばかりは付いていることがひどく残念でしかなかった。
「っ……」
「あー、なんかいけないことしてる気分」
「あはは、くすぐったいです」
彼女がしたのよりも、あからさまな形で手をつかみペンをあてがうと、ぴくりと指を動かした。
たったそれだけのことなのに、反応そのものがどこかエロチックに見えるのは、ひょっとしなくても俺が欲求不満なんだろうな。
「ここで止まってくれたおかげで、ビデオチェックも回避できる口実ができたな」
「そうですか?」
「ああ。Uターンできる? 元来た道戻って、正規ルートで帰ろうぜ」
ギアを入れたのを見て、周囲確認を同時に行うと、右を向いた瞬間彼女と目があってどちらともなく笑っていた。
ほんと、未来はわかんねぇもんだな。
こんなことになるって、誰が予測したよ。
「あー、もっかいうちの前通るから、確実に覚えて帰って」
「あ……はいっ」
ほぼほぼ無意識で彼女の頭を撫でた瞬間、珍しくクラッチワークでミス。
かくんと車体が動き、小さく笑いが漏れた。
「セーフだな。今日もエンストなし」
「ありがとうございます」
炊いたままだったハザードを消し、元来た道へ。
そのとき、彼女の横顔を何気なく見ていたら、噛みしめるかのようにやたらかわいい笑顔が何度か見られて、これはこれで堪らない気持ちになった。
というわけで、小話シリーズ4話目。
ほんとは、この話を思いついたから書きたいなーと思ってネタを探してるうちに、あそこまで増えた感じで。
ただ、これだけはどーしても女の子が勇気出して言う形にならなくて困ったんですよ。
というのは、相手が鷹塚せんせーだからかもしんないですけど。
てなわけで、職権乱用シリーズ第4弾でした(笑)
「はい」
一般的なセダンとは大きく違う点が、挙げればいくつもある。
2つあるルームミラーもそうなら、助手席にペダルがあるのもそう。
だがそれ以上に特別なのは、こうしてひとまわりも年下の子と、ふたりきりでドライブと称しながら密室で過ごせるってのが大きいだろうな。
ありえない日常を、公然とできるわけで。
いろんな子がいるが、少なくとも信号待ちしてる男連中やら、同僚やらが『いいよなぁお前は』って目線を向けてくる子に“引いて"もらえてるのはデカイだろう。
うちの自動車学校も、例に漏れず指名制度。
まぁもっとも、評価も下せるって意味では一石二鳥なんだろうな。
「路上教習、何回目だっけ?」
「まだ3回目ですね」
「そんなだっけ。なんか、もっと何回も出てる気が……って、あー、所内から乗ってるからかも」
「いつもお世話になってます」
「いや、それはこっちのセリフ。毎回指名してくれるなんて、冥利につきるぜ」
信号待ちでギアを落としたのを見ながら、うまくなったもんだなと内心嬉しさもある。
正直、今どきの若くてかわいいと思える彼女がマニュアル車で希望出してるって知って、本気かと半信半疑だった。
が、俺なんかよりよっぽどクラッチワークも丁寧なら、ギアもそう。
ああ、こうやって乗ってやったら車も喜ぶだろうな、なんて感じることは多々。
教習を重ねるごとに上手になっていく様は、見ていて楽しいし誇らしくも思う。
俺の指導の賜物、か。
いつだったか、彼女に言われたセリフ。
『教官がいいと、できない生徒も伸びるんですね』
冗談交じりだとわかってはいたが、それでも、かわいく笑いながら言われたセリフで一瞬言葉に詰まった。
いやいや、落ち着けよ俺。
どう考えたって社交辞令なら、こんな時間もあとちょっと。
卒業検定が終わってしまえば、公然としたこんな特別は回ってこない。
楽しいって思ったのも久しぶりなら、終わらせたくねぇなと思ったのは……不謹慎ながら初めてか。
タイプだからってだけじゃなく、彼女自身の反応も、飲み込みのよさも、そして短いながらも話しているうえで合致したいくつもの価値観も、惜しいと思った。
「瑞穂ちゃんてさ」
「っ……は、い」
「あー、ごめん。葉山さんのほうがいい? セクハラだもんな」
「そんな! あ、えと、そういうわけじゃなくて……全然、嬉しいです」
ドアへ頬杖をつきながら、ルームミラーを直すふりして彼女の表情をうかがうと、前を向いたままながらも、まんざらでもなさげに見えた。
間違いなく、自分の気持ちが大きく影響した結果だろうが、気持ちが緩む。
毎回、この50分間が終わってほしくないなと、彼女も感じてくれていればどれだけいいか、と薄い期待をしながら。
「…………」
彼氏は?
どこに住んでる?
休みの日は何してんの?
大学生なのは聞いたし、バイト先も自分の昔話にかこつけて聞き出してはいるが、聞けないことは多い。
セクハラまがいのことをしてきた自覚はあるが、それでも、にこにこと相槌をうってくれていながら次からぷっつり指名が途絶えた日には、心がへし折れるじゃ済まない怖さもあった。
年取ったんだろうな、間違いなく。
別にいいし、と思えなくなったのか……はたまた、この子ならって思ったのか、どっちかと言われたら俺はなんて答えるのか。
「鷹塚先生?」
「え?」
「えっと……しばらく道なりでいいですか?」
何を言おうとしてたのか、自分でも気づかないうちに景色が過ぎていた。
いつもなら、もっと手前の交差点で右折し、ぐるりと線路を超えるルートで教習所へ戻る。
線路、緩い登り坂、きつめのカーブに、幅の狭い路地。
いつもは、そこ。
だが、考え事をしていたのが功を奏してか——はたまた、無意識のうちにそうなればいいと考えていたのか、さてどっちだ。
この場所は、プライベート色のほうがずっと濃い。
「次の信号、右折ね」
「はい」
押しボタン式で変わる信号のある、横断歩道手前でウィンカーを出し、中央線へ寄る。
シフトダウンも、ブレーキングも、問題なし。
左手はシフトレバーに置かれているし、ギアチェンジも問題ないだろう。
「あそこ、右手にコンビニの看板見える?」
「はい」
いわゆる大手のコンビニ。
日用雑貨はもちろん、日ごろの俺の食生活やら何やらを細々と世話してくれる大事な店。
——であることを、彼女は知らない。
そして、よもやそんな超個人情報をさらけ出すとは、5分前の俺も考えてなかった。
「この2階が、俺んち」
「えっ」
「いつでも遊びに来ていいよ」
どう言えば、いつもみたいな冗談めいて聞こえただろう。
嘘だよ、冗談。
さすがに付け足すことはできず、一瞬の気まずさが車内に満ちる。
あー、言うんじゃなかった。
これで、次からは指名がぱたりと途絶える可能性大。
それでも、仕事柄いろんな出会いがあったにもかかわらず、今までは一線を引けてた自分が犯した、デカい判断ミスってことで片付けられればいいか。
残念だよ、お前。
若い子困らして、何したいんだか。
「あー、ぐるっと川沿いドライブして帰ろうぜ。3分前には戻れるだろ」
腕時計に視線を向け、教習日誌を開く。
そのとき、ギアに置かれた左手がハザードランプを押すのが見えたものの、一瞬何が起きたのかわからなかった。
「瑞穂ちゃん?」
「遠回りしたら、だめですか?」
「遠回り?」
カチカチとハザードの規則的な音が耳に届いているはずなのに、彼女の表情に視線が奪われたせいか、音が遠く消える。
大通りからは1本入った道だけあって、対向車も後続もない平坦な道。
ハンドルとギアに置かれていた両手を軽く組んだ彼女は、俺に向き直るとまっすぐに見つめた。
「この先の道を曲がって、少し行った場所……私の家なんです」
事実かどうかはわからないものの、つい今しがたの自分と同じことを言われ、ガラにもなくどきりとした。
それは、彼女のこの真剣な眼差しゆえだろう。
「……あー、それはちょっとまずいかな」
カチリとボールペンのノックを押し込み、くるりと回す。
反応を伺うように彼女を見つめたまま口にすると、残念そうというよりも、傷ついたような表情が見え、罪悪感を覚えた。
「え?」
「代わりと言っちゃなんだけど、今度詳細聞けるように、ID教えてもらえる?」
差し出すのはボールペンと左の手のひら。
交互に見やった彼女は、今の今と違って目を丸くした。
「プライベートで迎えに行ってもいい?」
「っ……」
残念ながら、教習時はスマフォ持ち込み厳禁。
あいにくメモ用紙なんてものも置いてはないから、できることといえばこの程度か。
「書いちゃって、いいんですか?」
「忘れないようにするには、これが一番だろ?」
「……ふふ。小学生のころ、やってました」
「瑞穂ちゃんも? いや、意外。俺なんてしょっちゅうだったけど」
彼女の左手が、俺の左手を支えるように触れ、柔らかさと温かさに少しだけ身体が反応する。
ペンを走らされる感触はくすぐったいが、素直に従ってくれている彼女を見ているのは、なんともいえない気分だ。
「鷹塚先生、私にも……書いてもらえませんか?」
「いいの? なかなか落ちないかもよ?」
「そのほうが嬉しいです」
「っ……」
ペンを渡されると同時に手のひらを差し出されたとき。
真正面からにっこり微笑まれ、こくりと喉が鳴った。
そんなかわいく笑うなよ。
この距離でソレはアウトじゃねーの。
「……はー。カメラついてなきゃいいのに」
「え? あっ……ほんとですね」
「ま、さすがに音まで拾われることは稀だけどね。記録だけは保存されてくから、ヘタなことできないんだよな」
車載カメラが当たり前につくようになったのは、いいのか悪いのか。
普段はまったく気にも留めなかったが、今日ばかりは付いていることがひどく残念でしかなかった。
「っ……」
「あー、なんかいけないことしてる気分」
「あはは、くすぐったいです」
彼女がしたのよりも、あからさまな形で手をつかみペンをあてがうと、ぴくりと指を動かした。
たったそれだけのことなのに、反応そのものがどこかエロチックに見えるのは、ひょっとしなくても俺が欲求不満なんだろうな。
「ここで止まってくれたおかげで、ビデオチェックも回避できる口実ができたな」
「そうですか?」
「ああ。Uターンできる? 元来た道戻って、正規ルートで帰ろうぜ」
ギアを入れたのを見て、周囲確認を同時に行うと、右を向いた瞬間彼女と目があってどちらともなく笑っていた。
ほんと、未来はわかんねぇもんだな。
こんなことになるって、誰が予測したよ。
「あー、もっかいうちの前通るから、確実に覚えて帰って」
「あ……はいっ」
ほぼほぼ無意識で彼女の頭を撫でた瞬間、珍しくクラッチワークでミス。
かくんと車体が動き、小さく笑いが漏れた。
「セーフだな。今日もエンストなし」
「ありがとうございます」
炊いたままだったハザードを消し、元来た道へ。
そのとき、彼女の横顔を何気なく見ていたら、噛みしめるかのようにやたらかわいい笑顔が何度か見られて、これはこれで堪らない気持ちになった。
というわけで、小話シリーズ4話目。
ほんとは、この話を思いついたから書きたいなーと思ってネタを探してるうちに、あそこまで増えた感じで。
ただ、これだけはどーしても女の子が勇気出して言う形にならなくて困ったんですよ。
というのは、相手が鷹塚せんせーだからかもしんないですけど。
てなわけで、職権乱用シリーズ第4弾でした(笑)